蛋白漏出性腎症

今回は健康診断で腎臓の数値が引っかかった子の紹介です。高齢でヨーキーちゃんということもあったので、しっかりとおしっこの検査も行いました。おしっこに蛋白質が漏れ出てしまうと腎臓が悪くなるペースが早くなってしまうので、その事がないかを確認させてもらいました。そうするとわんちゃんの場合0.5未満が正常のところ

7over 

と院内の検査機器では振り切れた値が出てしまいました。腎臓の療法食に切り替えていく必要と投薬の開始が必要でした。幸い食欲元気に今の所問題はないので、この状態が続くように注意点などをお話しさせてもらいました。僕の先代の子も同じくらいの状況から4年間生きてくれたので、この子も同じように元気なままでいてくれる事を願います。

新浦安ペットクリニック

片桐浩基

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片桐浩基

日本大学獣医内科学研修室卒業後、東京大学動物医療センター外科系研修を修了。その後、千葉県鈴木犬猫病院の勤務医として診療にあたる傍ら2022年からは日本小動物医療センター画像診断科研修医を務める。2023年、千葉県浦安市に「新浦安ペットクリニック」を開院する。
資格:JAHA総合臨床医・獣医腎泌尿器学会認定医・ペット栄養管理士