吐いてから元気がないとのことで来院した子です。確かに身体検査中にも苦しそうで一生懸命に呼吸をしていました。こういう時にすぐにレントゲン検査を行いたいですが、検査中に容体が急変する場合もあるため酸素をかかせながら慎重に素早く検査を行います。
レントゲン検査をしてみると
このように映りました。
バンザイしてる状態で撮影していますので、左側がワンちゃんの右側になります。本来レントゲン検査は空気が黒く映ります。
真ん中に見える楕円形の物が心臓になりますので、心臓の右側に白く映っているのでそこの部分が空気が入ってない部分になります。
吐いてから呼吸が苦しそうという稟告もあるので誤嚥性肺炎を1番に疑い治療を進めました。
幸い投薬に反応してくれてすぐにご飯を食べてくれました。
投薬して1週間後のレントゲンです。
心臓のシルエットが見やすくなったと思います。
むせてから急に元気がない
薬を無理矢理飲ませてから元気がない
などは誤嚥性肺炎の可能性があるのですぐに治療していきましょう。
新浦安ペットクリニック
片桐浩基